くらしお古今東西
日本各地に伝わる塩の文化・歴史や塩と暮らしの関わりについてのお話を紹介するよ!
海に囲まれた日本は、一見、塩づくりに向いているように思われますが、実は、岩塩や湖塩もなく、また気候が高湿多雨で広大な平地もないことから、大規模な天日製塩にも適さず、諸外国と比べて塩づくりには恵まれていないのです。
そこで日本では、昔から苦労して主に海水から塩をつくってきました。現代ではいろいろな種類の塩が安定的に流通していますが、かつては、塩は大変な苦労をしてつくるものであり、また特に、塩がつくれない場所ではとても貴重なものでした。
そんな日本の各地には、苦労して塩をつくったり手に入れたりした話や、貴重で暮らしに欠かせない塩とのさまざまな関わりについての話が伝わっています。ここでは、それらのお話をご紹介します。