古代の食と塩(第2回、第3回)

連載「古代日本の食と塩」の第2回及び第3回です。

古代(本連載では、文献史料が残っている奈良時代・平安時代が対象です)の日本ではどんなものが食べられ、またどのように塩が使われていたのでしょうか? 『古代日本の食を再現する』等の著書がおありの三舟隆之先生(東京医療保健大学教授)のご監修のもと、イラストレーターの小夜小町(さよ・こまち)さんに、4コマ漫画で再現していただきます。

今月は、第2回「古代の漬物の味は?」と、第3回「果物の漬物⁉」を掲載します。

(塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会事務局)

(塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会事務局より)

  • 第2回について

「延喜式」等にみられる漬物の塩分濃度は、例えば蕨で4~5%程度と、長期保存には向かない程度の濃さだったようです。
現在では、例えば長期保存される梅干しの多くは、10%以上の塩分濃度があります。

  • 第3回について

「正倉院文書」等の文献史料には、桃や梨を塩漬けにしていたことが記されていますが、具体的にどのようなものだったかは分かっていないようです。


これまでの連載はこちら
プロローグ 古代のごはん + 第1回 古代の塩ができるまで

続きはこちら
第4回 カツオの保存法と塩 + 第5回 煮塩年魚
第6回 塩と発酵 + 第7回 サメを食べる!?
第8回 麺にだって塩は必要 + 第9回 食肉の保存

 

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